「富山水辺の映像祭スフィア」に数年前からゲスト審査員として参加している、女優の玄理さん。今回はそのタイミングに合わせて撮影。

　雨上がり夕暮れ時の富山市街地を散策。

　路面電車に長いアーケードのある商店街。ゆったりと流れる空気にここに暮らす人々の優しさを感じる。

　どこからともなく漂う美味しそうな匂いに釣られ角を曲がる。

　たこ焼き・たい焼き「 山長さかい」。一折ずつ綺麗に包装されているのも土地柄なのだろうか？見た目にも美しい。

　玄理が一口に頬張る。熱さと格闘しながらも必死に美味しさを伝えようとしているが、言葉にならず全く聞き取れない（笑）。

　クールに見える彼女のこんなところが堪らなく好きだ。

　さてそのお味はというとソースに隠し味があるようで、店主の坂井さんに尋ねてみると「カレー粉」を混ぜるのが先代より受け継ぐ味なのだと。玄理が伝えたかったのもそれだったのかと合点が行く。

　この日はあいにく売り切れていた「たい焼き」も根強い人気とのことで、そちらは次回のお楽しみに。

玄理（ヒョンリ）

１９８６年生まれ。東京都出身（国籍は韓国）。主演映画『水の声を聞く』（山本政志、２０１４年）で、第２９回高崎映画祭最優秀新進女優賞受賞、ベルリン国際映画祭・香港国際映画祭などにも正式出品され話題を呼んだ。その他の出演作に『駆込み女と駆出し男』（原田眞人、２０１５年）、『リップヴァンウィンクルの花嫁』（岩井俊二、２０１６年）、『後妻業の女』（鶴橋康夫、２０１６年）など。ＮＨＫ総合、大河ファンタジー「精霊の守り人　悲しき破壊神」に出演中。

大河ファンタジー

「精霊の守り人　悲しき破壊神」

２０１７年１月２１日〜　ＮＨＫ総合にて放送中（全９回）。

原作：上橋菜穂子　脚本：大森寿美男　音楽：佐藤直紀

出演：綾瀬はるか、東出昌大、板垣瑞生、真木ようこ、柄本明　ほか

『ハイヒール〜こだわりが生んだおとぎ話』

公式サイト： http://highheels.lander.jp/