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クラヤミレコード in 神楽坂

 2017年2月23日、5人の仲間とともに神楽坂のライブハウスへ向かった。「闇で音を浴びつくす」がキャッチコピーの音楽イベント“クラヤミレコード”に参加するためだ。

 神楽坂でライブハウスといえば「EXPLOSION」を思いもするが、この日向かった先はジャズやクラシックを中心とした演奏を聴かせる「THEGREE」。神楽坂下の交差点から数分の距離にある上品なアコースティックホールに到着すると、地下の入口へと向かう階段にはオープンを待つ列ができていた。

 19時、オープン。テレビカメラや報道の腕章姿に注目度の高さがうかがえる。スタートまでにはウォームアップタイムが設けられており、フリードリンクを楽しむことができる。オーダーに出向こうとすると、スタッフの方がサーブしてくださるというのでシャンパンを注文。僕は調子に乗って次々とお代わりを続けた。仲間の一人を見やると、同じようにシャンパン片手に隣の女性と楽しそうに会話をしている。皆各々に非日常な空間を楽しんでいるようだ。

 急ピッチに酔いもすっかり回った頃、いよいよ本当の非日常は訪れる。アイマスクをつけた僕らは暗闇の中に放り込まれた。高精細スピーカーから流れる音だけの存在する世界。

 個人的なことだが、音楽のライブに行くと時折目をつむって音だけの世界に入り込むことがある。ライブは視覚的な要素を楽しめるものだし、アーティストもそのつもりでパフォームするだろう。けれどそうやって目をつむることで見えてくる音も確かにある。

 僕は座席に腰掛けたまま、正面を見据えて音楽に耳を傾け続けた。酔いは進んでいたけれど、決して眠りはしなかった。そう確信しているけれど、公表されたセットリストを見て驚いた。よく知る楽曲、むしろ好きな楽曲の名前がそこにあるにも関わらず、その場で聞いた記憶がまるでないのだ。僕は眠ってしまったのだろうか、あるいは楽曲の向こう側でただただ音の粒を感じていたのだろうか、そのことを確かめに二回目の開催にも足を運んでみようと思う。

2017年4月26日(水)

文・岡本英之

【闇で音を浴びつくす】新・音楽イベント“クラヤミレコード”

第2回開催決定

5月19日(金)

1st:19:00~(20:30終演予定)

2nd:21:00~(22:30終演予定)

会場:ACOUSTIC LIVE HALL THEGLEE

公式サイト:http://kurayamirecords.com

CAMPFIRE:https://camp-fire.jp/projects/view/18146

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